花粉シーズン目前!花粉対策はお早目に
一般財団法人日本気象協会より、2016年春の花粉飛散予測(第3報)が発表されました。
2016年春のスギ花粉の飛散開始時期は、西日本と東日本では例年より早いところが多く、
北日本では例年並みで、2月上旬に九州・中国・四国・東海・関東地方から
花粉のシーズンが始まる見込みです。
ただし、スギ花粉は飛散開始と認められる前から、わずかながら飛び始めます。
2月上旬に飛散開始が予測される地域では、そろそろ花粉対策を始めるとよいでしょう。
また、スギ・ヒノキ花粉の飛散数がピークになる時期は例年並みで、スギ花粉のピークは、
福岡は2月下旬から3月上旬、高松・広島・大阪・名古屋・東京は3月上旬から中旬、
金沢・仙台は3月中旬から下旬の見込みです。
スギ花粉のピークが終わった後は、各地でヒノキ花粉がピークを迎える見込みです。
金沢と仙台は4月にヒノキ花粉が飛散しますが、飛散数が比較的少なく、はっきりとした
ピークはないでしょう。
気になる飛散数ですが、例年に比べると東北地方ではやや多く、その他の地域では、
花粉の飛散数は例年より少ないところが多いでしょう。
特に九州・四国・近畿地方と北海道では非常に少なく、例年の半分以下となる見込みです。
花粉などのアレルゲンが体内に侵入すると、ヒスタミン等の化学物質が放出されて
血管が刺激されます。その刺激で血管の壁が収縮され、血液中の成分がもれ出てきます。
これにより、粘膜が過敏となり、かゆみやむくみといったアレルギー反応があらわれます。
毎年、花粉症で悩んでおられる方は、ぜひ もりぎんにご相談下さい。
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今回は妊娠中のタバコについて考えたいと思います。
まずは、
<タバコの影響について>
喫煙の妊娠への影響について、米国生殖医学会(ASRM)から発表資料です。
Fertil Steril 2012; 98: 1400
米国では、生殖年齢の男性の35%、女性の30%がタバコを吸います。
喫煙は様々な健康への悪影響がありますが、
こと妊娠に関しては一般の認知度が低くなっています。
喫煙のリスク 一般人の認識率
肺がん 99%
呼吸器疾患 99%
心疾患 96%
流産 39%
骨粗鬆症 30%
子宮外妊娠 27%
不妊症 22%
早発閉経 17%
というように、妊娠と喫煙リスクにかんしての認識は他の疾患に比べ
かなり認識が低い事がわかりますね。
実際は不妊に関するほとんどが喫煙によりリスクが増加します。
1 .不妊症の13%は、喫煙が原因
2 .喫煙はあきらかに生殖機能を悪化させ、女性の閉経が1~4年早くなる
3 .喫煙者の男性の精液所見は22%低下し、タバコの本数に比例する
4 .喫煙は、流産と子宮外妊娠のリスクを増加する
5 .喫煙による胎児(受精卵)奇形率の増加が一因となる
6 .喫煙者は体外受精で妊娠するには、非喫煙者の2倍の回数を要する
7 受動喫煙が多い方は喫煙者と同等になる
では最後に
昔も今もタバコを吸っていても妊娠する方は大勢います。
しかし、妊娠しにくい方にとっては致命傷になりかねません。
少しでも妊娠率をよくするために、禁煙をお勧めします。
禁煙は治療の一環であるという認識を持つことが大切だと思います。
Nicon D7000 (シグマ17-50mm f2.8) にて撮影 ↑↑↑ 画面をクリックすると大きな画像になります。
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風邪をひきやすくなった、風邪をひくと治りにくい、慢性的な微熱がある、吹き出ものや肌荒れが目立つ・・・。
年齢とともにそう感じることはありませんか?
それは、免疫力の低下と深い関わりがあるかも知れません。
免疫力は、加齢によるカラダの変化やストレスなどにより低下してしまうので、特に中高年期にさしかかったら、
意識して免疫力アップを心がけることが大切です。
では、どうすれば免疫力を高めることができるのでしょうか?
●体を温める
免疫力と体温には深い関係があります。自分の平熱より1度下がると免疫力は3割低下し、1度上がると
5~6倍アップすると言われています。よって、平熱が高い人ほど免疫力が高いといえるでしょう。
ちなみに免疫力が最もよく保たれるのは、わきの下での体温が36.2~36.3度、舌下なら36.5~36.7度くらいです。
ここ10年で、平熱が35度台またはそれ以下の「低体温」の人が増えており、知らず知らずのうちに体が冷えている
場合もあります。腹巻をする、靴下を履くなど冷えない工夫をするほか、アイスクリームや冷たいジュースなど
冷えた食べ物・飲み物はできるだけ避けて、体を温める食べ物を摂るようにしましょう。
さらに体を動かすことでも体は温まります。適度な運動を心がけましょう。
●ストレスを適度に発散する
免疫にとって、ストレスは大敵です。昔から「病は気から」と言われますが、近年、ストレスと免疫力の関係が
科学的に解明されています。 人は強いストレスを受けると、まず自律神経のバランスが崩れ、副交感神経が
不活発になるため、食欲不振と血行不良を招きます。そして、栄養バランスが悪くなり、免疫機能の中心となる
リンパ球にも影響を与えます。また、ストレスの刺激は、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」などの
ステロイドホルモンを放出し、リンパ球を不活発にさせ、免疫力を低下させます。
何をストレスと感じるかは、性別や年代、立場などによって異なりますが、ストレスを蓄積させないためには、
「休養」が大切です。脳は眠っている間に、さまざまなストレスを解消しています。
ストレスが溜まってきたなと感じたら、積極的に良質な睡眠を摂るようにしましょう。
●腸内環境を整える
免疫細胞の約7割は腸に集中しています。つまり、腸内環境を整えることは、免疫力アップの近道といえるでしょう。
腸内環境を整えるには、腸内の善玉菌を増やし悪玉菌をおさえる必要があります。そのために効果的なのは、
ビフィズス菌を含むヨーグルトを食べること。腸内環境はおよそ1週間でかわるといわれているため、
同じ銘柄のヨーグルトを1週間食べ続け、お通じの具合などを確かめてみましょう。
詳しくはお店でご相談くださいね~
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ドラッグストアーもりぎん奥田店の大橋です。
今回は先日、不妊治療中の性行為についての発表がありましたので
発表いたします。店頭ですでに聞かれたかたは復習ようで読んでくださいね~~。
たとえ、排卵期以外でも、人工授精や体外受精、顕微授精を受けていても、
たくさん性交したほうが妊娠に有利であるという免疫的なメカニズムを確かめた研究結果が発表されました。
不妊治療は、たいていは「タイミング指導」からはじまります。それは性交のタイミングが妊娠の確率を左右するからです。
ところが、性交の「タイミング」だけでなく、「回数」も妊娠率を左右することが知られています。
妊娠の可能性があろうが、なかろうが、すなわち、排卵期以外でも、とにかく、たくさん性交したほうが妊娠しやすくなるのです。
その理由として、どうも、女性の身体に備わった免疫システムが関わっているのではないかと考えられてはいましたが、本当のところはよくわかっていませんでした。
ところが、アメリカのインディアナ大学の研究チームがそのメカニズムを確かめたとの研究結果を発表して、大変な話題になっています。
とても有用な情報、かつ、人間の身体の働きの精巧さを教えてくれて感動的でさえあります。
早速、ご紹介します。
━ 免疫と生殖のつなひきとは?
精子や胚、胎児は女性の身体にとっては「異物」です。
ですから、女性の免疫システムは、当然、それらを排除しようとします。これは妊娠、出産することの障害になります。
つまり、そもそも、免疫と生殖、すなわち、外からの侵入者を排除し、自分の身体を守る働きと、精子を受け入れ、
遺伝的に自分の半分の胚や胎児が成長していくことの間には大きな「矛盾」があるというわけです。
ただし、これまでの研究で、精子を子宮の入り口で排除していた頚管粘液の質が排卵が近づくと変化し、
精子を受け入れるようになったり、妊娠すると女性の免疫システムが変化し、胎児を守るように働くようになることが知られていました。
インディアナ大学の研究チームは、カップルの性行為も免疫システムに妊娠をサポートするような影響を及ぼしているのではないかと考え研究を行いました。
━ 性行為が免疫システムに及ぼす影響を調べる
パートナーと活発な性行為のある女性14名とパートナーがいなくて性行為のない女性16名の月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の4回、唾液を採取し
唾液中の2つの生殖ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)、そして、2つのサイトカイン(インターフェロンγ(IFN-γ)、
インターロイキン-4(IL-4))の値を測定し、性行為と免疫システムの関係を調べました。
サイトカインというのは、免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質で、細胞と細胞の間の情報伝達を行うホルモンのような働きをします。
IFN-γは、ヘルパーT細胞のTh1細胞から、IL-4はTh2細胞から分泌され、
この2つのサイトカインのバランスを介してさまざまな免疫反応が働いていることが知られています。
そして、これまでの研究は、妊娠中はTh2が優位になり胎児を守るような、また、Th1が優位になると流産を起こるような免疫反応が働くことがわかっています。
つまり、Th2(IL-4)が優位な状態は妊娠をサポートするような、Th1(IFN-γ)が優位な状態になると妊娠を阻害するような免疫反応が、それぞれ、起こるというわけです。
果たして、試験の結果は仮説を支持するような内容で、活発な性交がある女性の黄体期はTh2のサイトカインが優位にあり、反対に性交のない女性ではそのようなTh2の優位性は見られませんでした。
活発な性行為は排卵後の妊娠をサポートするような免疫反応を引き起こす働きがあることが確かめられたのです。
━ 人工授精や体外受精を受けていても活発な性行為は妊娠に有利に働く
性行為をたくさんの回数行うことによって、タイミングだけでなく、免疫システムが妊娠をサポートしてくれるというのです。
これまでの研究でも、タイミングをあわせようとするよりも、回数を増やすほうが妊娠率が高くなると報告されていますが、
その背景には免疫システムの働きも関与しているはずです。そして、声を大にして伝えたいのは、
このことは自然妊娠だけでなく、人工授精や体外受精、顕微授精の治療周期でも同じことが言えるということです。
不妊治療を受けるようになると、特に体外受精や顕微授精などの高度な治療を受けるようになると性交回数が減ってしまう現象が報告されています。
元々、夫婦間の性交が少なかったから不妊治療を受けるようになったのかもしれませんし、高度治療になると妊娠のための性交が必要なくなると思うようになったのかもしれません。
もしも、そうだとすれば、大変、「もったいない」ことです。
人工授精でも、体外受精でも、顕微授精でも、たくさん、性交すべきです。
そのことによって、子宮内で胚が着床するように身体が後押ししてくれるようになり、少しでも妊娠率の向上に寄与するはずです。
━ 性交は精神的にも肉体的にも生殖機能にプラスになる
妊娠、出産はカップルの協働作業であることは言うまでもありませんし、不妊治療もカップルで協力し、励まし合い、支え合い、取り組むものです。
性交はカップルの関係性を高めます。そして、今回、排卵期以外でも、そして、不妊治療を受けていても、アクティブな性交は妊娠にプラスに働くことがわかりました。
つまり、性行為は妊娠を望むカップルにとって、精神的にも、肉体的にも、プラスに働くというわけです。
夫婦の「性」を大切にしたいですね。
・文献:Sexual activity modulates shifts in TH1/TH2 cytokine profileacross the menstrual cycle: an observational study.Fertility and Sterility ARTICLE IN PRESS.
Interaction of menstrual cycle phase and sexual activity predictsmucosal and systemic humoral immunity in healthy women.Physiology & Behavior 2015; 152: 92-98
横浜 みなとみらい ランドタワーDOGにて撮影
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