『不妊症の一般的な検査 ④子宮鏡検査について』

2020年11月22日 日曜日

受精卵が着床する子宮内腔の状態をカメラで子宮・卵管の状態を調べる検査です。

 

とても大切な検査で、神戸・英ウィメンズクリニックさんでは必須検査と位置づけています。

 

 

子宮鏡(ヒステロファイバースコープ)は胃カメラと同じで、子宮鏡の先端は光ファイバーでカメラとつながっていてこれによって子宮内部の様子がモニターに詳しく映し出され観察します。

 

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英ウィメンズクリニックさんでは、軟らかく細いファイバースコープを子宮口から挿入し、子宮頚管を通して子宮内腔まで進めます。

 

英さんで使用しているヒステロファイバースコープは直径が3mmと細いものです。

 

したがってあまり苦痛を伴わず、検査は通常数分で済みます。

 

月経終了後から排卵までの低温相の時期(月経周期7日目から12日目の間)に行います。

 

子宮粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮形態異常のほか、子宮内腔癒着などもこの検査でわかります。

 

また、この検査では、卵管への入り口である卵管子宮口を観察することができます。

 

卵管子宮口はまさに卵管の一部ですので、この部分の観察はとても重要です。

 

ここに、閉塞、狭窄、癒着、変形などがある場合には、卵管の異常と診断されます。

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