ERA(Endometrial Receptivity Array)検査とは?
反復着床不成功例に対して行う検査です。
融解胚盤胞を移植する場合、移植する日の内膜が着床可能状態にあるかどうかを、遺伝子レベルで調べる検査です。
反復着床不成功例では、内膜を着床可能な状態になっているつもりでも、遺伝子レベルでは準備が整っていない場合もあり、着床可能な状態になるまでさらに数日を要することもあります。
ERA検査の流れ
1)検査の方法
融解胚移植をするときと同様の、ホルモン剤補充周期に用いる薬を使用します。
1. 融解胚移植の場合
(1)エストロゲン製剤を月経周期2日目から服用開始
(2)月経周期12日目ごろに内膜の厚さを確認
(遠方の方は、省くこともあります)
(3)プロゲステロン製剤を開始して、5日目に子宮内膜組織を採取し、検査に提出
2. 自然周期の場合
尿中LH陽性日から7日目に検査をします。(超音波での排卵確認を併用する場合もあります)
検査結果 | |
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着床可能 | 子宮内膜は着床可能状態です。検査はこれで終了。次周期から同様 の方法でプロゲステロン開始5日目に胚盤胞を移植します。 |
着床不適状態 | 子宮内膜が着床に適していません。2周期目の検査へ。 |
検査結果が得られるまで2~3週間を要します。
2周期目
1周期目と同様の方法で行います。
子宮内膜組織の採取をホルモン補充周期は、プロゲステロン開始3 ~4日目、もしくは7日目(または両方)に行い、自然周期では、 LH陽性から5日目頃、もしくは9日目頃(または両方)行い、 検査に提出します。
2)子宮内膜組織採取について
時間は5分程度です。
通常、麻酔は行いません。
絶食等は必要ありません。
ただし、器具挿入が困難で痛みを伴う場合には、局所麻酔にて行います。
痛みがありますが、月経痛のような痛みが一瞬あるだけです。痛みに弱い方は、事前に鎮痛剤の使用を検討しますので、ご相談くださいとのこと。
また非常に稀ではありますが、全身麻酔(静脈麻酔)を希望される場合がございます。対応は可能ですが、事前に絶食等の前処置が必要ですので、強くご希望される場合はあらかじめお申し出てください。
麻酔や前処置は別途費用がかかります。
当日はシャワーのみ(入浴不可)。性交渉も不可です。
検査料金
英さんでART治療中の患者様 | 左記以外の方 | |
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1周期目の検査費用 |
165,000円 |
265,000円 |
2周期目の検査費用 |
147,000円 |
247,000円 |
※ 上記費用は、全て税抜き表示となっております。
※ 薬剤料、ホルモン検査、超音波検査の費用は、上記に含まれておりません。
※ 検査は、さんのみやクリニックで実施されます。