『排卵誘発注射剤:r-FSH、u-FSH、hMG』について

2017年6月10日 土曜日

今回は『排卵誘発注射剤:r-FSH、u-FSH、hMG』

についてお話ししたいと思います。

 

内服の排卵誘発剤(クロミッド、レトロゾール) で排卵が認められない場合、

排卵は正常に起こっても妊娠に至らない場合、 また高度生殖医療の採卵で、

たくさんの卵子を得たい場合に注射剤が使われます。

FSHとは、「卵胞発育刺激ホルモン」のことで、

もともと下垂体から分泌されているものです。 これを薬として使うことで、

より効果の大きい「排卵誘発」 をすることができます。

 
またエストロゲン分泌が盛んになるため、 子宮内膜が厚く作られます。

注射剤は従来「hMG製剤」と呼ばれてきましたが、

 
今日では注射剤の中には「hMG」「u-FSH」「r-FSH」 の3種類があります。

 
 
「r-FSH」は保険適応となりました。
 
 
r-FSH
 

リコンビナントとよばれる技術を用い、尿由来ではない、
 
100% 純粋なFSHの製剤で、現在国内では「フォリスチム」
 
「 ゴナールF」という薬剤のみが保険適応になっています。
 
 
下のu- FSH製剤と比べて、若干コストがかかりますが、
 
純粋で夾雑物がありません。LHは「LHサージ」 で知られるように、
 
排卵させるホルモンですが、r-FSHには「 LH」が全く含まれないため
 
「卵巣過剰刺激症候群」「多胎妊娠」 の発生率が低下します。
 
※一方で単独で使用した場合の排卵誘発効果が弱いため、 
 
クロミッド」や「フェマーラ」と組み合わせ、より身体に優しく有効な排卵誘発を行います。

 
 
u-FSH
 
尿由来のFSH製剤で、下のhMG製剤と比べて、「LH」の含有量が極めて少ないです。
 
「LH」は排卵前の卵胞期に投与されると強い卵巣刺激があります。
 
u-FSHはr-FSHと同様に「卵巣過剰刺激症候群」や「多胎妊娠」の発生率を低下させます。
 
「クロミッド」や「フェマーラ」と組み合わせる方法は、やはりr-FSHと同様です。

 
hMG

以前よりあった注射の排卵誘発剤です。
 
製剤によりLHの含有量が異なるため、 なるべくLHの量が少ないものを用います。
 
たくさんの卵子を採卵するためには最も効果的ですが、
 
「 卵巣過剰刺激症候群」の発生に注意しなければならず、
 
また「 胚移植」を行わない、タイミング法、人工授精(AIH)では、
 
多胎妊娠のリスクが高くなります。
 
 
 
たんぽぽ茶ショウキT-1は糖鎖が主成分の商品です。
 
糖鎖は子宮や卵巣のホルモンレセプターです。
 
※たんぽぽ茶ショウキT-1を服用する事により子宮や卵巣のホルモンレセプターを増やします。
 
 
 
 
たんぽぽ茶ショウキT-1を服用し糖鎖を摂取する事により
 
ホルモンレセプターの数が増えると排卵誘発注射剤の効果が上がり
 
少量の薬剤で優位な効果が得られ身体への負担が少なくなります。
 
 
病院にて治療されている患者様にもたんぽぽ茶ショウキT-1は有効です。
 
 
 
ショウキT-1PLUS