ハーバード公衆衛生大学院の研究者らは、ロチェスター大学で、
健康な男性学生(18~22歳)を対象に、2009~2010年にかけて、
環境中の汚染物質の精子の質への影響を評価するために実施しています。
調査で、食物摂取頻度調査で糖質の摂取量と精液の質との関係を調べました。
糖質の摂取量を4段階に分けたところ、糖質の摂取量が多くなるほど、
精子濃度が低くなることがわかりました(49、47、37、35)。
このことから糖質の摂取量と精液中の精子濃度が関連していると、
結論づけています。
また
『アジア人男性7282人における食事パターンと精液の質の関係性』
全7282名のアジア人男性に食事パターンに関するアンケートを実施し、
それぞれの精子検査を行った。 「欧米式の食事」が多いほど、精子濃度
および精子正常形態率の低下が生じた。
同様に、
「甘いお菓子や甘味飲料(ジュース等)」の摂取量が多いほど、
より低い精子濃度となる関連性があった。
「高炭水化物食」の摂取量の増加は、異常な精子運動率および
前進精子運動率、の増加と関連していた。
同様に、「高ナトリウム食(インスタント食品等)」の摂取量の増加は、
異常な精子正常形態率の上昇と相関していた。
The Association between Dietary Patterns and Semen Quality in a General Asian Population of 7282 Males