2016年1月23日 土曜日
花粉シーズン目前!花粉対策はお早目に
一般財団法人日本気象協会より、2016年春の花粉飛散予測(第3報)が発表されました。
2016年春のスギ花粉の飛散開始時期は、西日本と東日本では例年より早いところが多く、
北日本では例年並みで、2月上旬に九州・中国・四国・東海・関東地方から
花粉のシーズンが始まる見込みです。
ただし、スギ花粉は飛散開始と認められる前から、わずかながら飛び始めます。
2月上旬に飛散開始が予測される地域では、そろそろ花粉対策を始めるとよいでしょう。
また、スギ・ヒノキ花粉の飛散数がピークになる時期は例年並みで、スギ花粉のピークは、
福岡は2月下旬から3月上旬、高松・広島・大阪・名古屋・東京は3月上旬から中旬、
金沢・仙台は3月中旬から下旬の見込みです。
スギ花粉のピークが終わった後は、各地でヒノキ花粉がピークを迎える見込みです。
金沢と仙台は4月にヒノキ花粉が飛散しますが、飛散数が比較的少なく、はっきりとした
ピークはないでしょう。
気になる飛散数ですが、例年に比べると東北地方ではやや多く、その他の地域では、
花粉の飛散数は例年より少ないところが多いでしょう。
特に九州・四国・近畿地方と北海道では非常に少なく、例年の半分以下となる見込みです。
花粉などのアレルゲンが体内に侵入すると、ヒスタミン等の化学物質が放出されて
血管が刺激されます。その刺激で血管の壁が収縮され、血液中の成分がもれ出てきます。
これにより、粘膜が過敏となり、かゆみやむくみといったアレルギー反応があらわれます。
毎年、花粉症で悩んでおられる方は、ぜひ もりぎんにご相談下さい。
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2016年1月18日 月曜日
葉酸摂取で胎児の病気予防-脳卒中や心臓病の予防にも大切
葉酸とは、ビタミンB群の一つで、野菜や豆類、レバー等様々な食品に含まれて
います。不足すると、胎児の脳や背中の神経の病気を招く恐れがあり、
動脈硬化や生活習慣病にも関連することがわかってきました。
今年9月、産婦人科医や脳神経外科医らの有志が、パンや麺類などの加工食品に
葉酸を添加することを求める要望書を、各食品団体に提出しました。
日常の食生活で葉酸の摂取を増やすのが狙いです。
海外の大規模調査で、妊娠を希望する女性が妊娠前から葉酸をサプリメントで
摂取すると、子どもが二分脊椎など脳や背中の神経の病気になるリスクを大きく
減らせることがわかりました。
厚生労働省は2000年、都道府県などに妊娠の1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までに、
食事に加え、サプリメントで葉酸を1日400マイクログラム摂取することを推奨する
通知を出しました。
葉酸の体内での利用効率は、食品が50%、サプリメントが85%とされており、
サプリメントの方が約1.7倍も利用されやすいのです。このことからも
食事だけで胎児の病気の予防に有効な葉酸を摂取するのは難しいと考えられます。
多くの女性は何も知らないまま妊娠する為、意識せずに葉酸を摂取できる対策が
必要です。現在、84ヶ国が1種類以上の穀類へ葉酸の添加を行い、二分脊椎などの
葉酸不足が原因となる胎児の病気が減っているそうです。
一方、国内では厚労省の通達以降も二分脊椎の子供は減らず、年間500~600人が
生まれています。
大人でも葉酸が不足すると、血液中のホモシステインというアミノ酸が増えて、
動脈硬化を招き、脳卒中や心臓病、認知症になりやすくなります。
米疾病対策センターの研究者らは、1998年に穀類への添加対策を始めた
米国・カナダと、対策のない英国で、脳卒中の死亡率の変化を比較し、
添加が死亡率減少に効果があったと結論付けました。
女子栄養大副学長の香川靖雄さんは「葉酸の添加は、妊娠を考える女性だけでなく、
すべての国民の健康に役立つ」と強調しています。
埼玉県坂戸市は、2006年度から地元の女子栄養大と協力して、地域ぐるみで
葉酸摂取に取り組んでいます。国が定めた成人の葉酸の推奨量は
1日240マイクログラムですが、400マイクログラムを目標に掲げています。
高齢者は消化吸収能力が落ちる上、日本人の約15%は葉酸を体内に
取り込みにくい体質を持っているためです。
管理栄養士らが講座を開いたり、個別指導を行ったりして葉酸の重要性を説明し、
希望者には血液中の葉酸の量や体質を調べる検査を行い、取り込みにくい体質なら、
より意識して葉酸を摂取するよう促しています。
市内の約40店舗も協力し、葉酸を添加したパンや卵を販売したり、葉酸を豊富に
摂取できる献立を提供したり、胎児と葉酸に関するチラシも作成して、
婚姻届の窓口に置く他、市内の高校で生徒に配ったりもしているそうです。
大麦若葉エキスにも大麦若葉由来の葉酸が、
バーリィリーン1スティック(3g)あたり、約20マイクログラム含まれています。
近年、合成サプリメントによる過剰症が心配されていますが、大麦若葉エキスは
合成葉酸を添加しておりませんので、葉酸の過剰になる心配もなく、
栄養補助にお役立ていただけると思います。
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2016年1月10日 日曜日
今回は妊娠中のタバコについて考えたいと思います。
まずは、
<タバコの影響について>
喫煙の妊娠への影響について、米国生殖医学会(ASRM)から発表資料です。
Fertil Steril 2012; 98: 1400
米国では、生殖年齢の男性の35%、女性の30%がタバコを吸います。
喫煙は様々な健康への悪影響がありますが、
こと妊娠に関しては一般の認知度が低くなっています。
喫煙のリスク 一般人の認識率
肺がん 99%
呼吸器疾患 99%
心疾患 96%
流産 39%
骨粗鬆症 30%
子宮外妊娠 27%
不妊症 22%
早発閉経 17%
というように、妊娠と喫煙リスクにかんしての認識は他の疾患に比べ
かなり認識が低い事がわかりますね。
実際は不妊に関するほとんどが喫煙によりリスクが増加します。
1 .不妊症の13%は、喫煙が原因
2 .喫煙はあきらかに生殖機能を悪化させ、女性の閉経が1~4年早くなる
3 .喫煙者の男性の精液所見は22%低下し、タバコの本数に比例する
4 .喫煙は、流産と子宮外妊娠のリスクを増加する
5 .喫煙による胎児(受精卵)奇形率の増加が一因となる
6 .喫煙者は体外受精で妊娠するには、非喫煙者の2倍の回数を要する
7 受動喫煙が多い方は喫煙者と同等になる
では最後に
昔も今もタバコを吸っていても妊娠する方は大勢います。
しかし、妊娠しにくい方にとっては致命傷になりかねません。
少しでも妊娠率をよくするために、禁煙をお勧めします。
禁煙は治療の一環であるという認識を持つことが大切だと思います。
Nicon D7000 (シグマ17-50mm f2.8) にて撮影 ↑↑↑ 画面をクリックすると大きな画像になります。
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2016年1月5日 火曜日
あけまして、おめでとうございます。
本年も皆様の、健康のお手伝いができるように、
頑張りますので、宜しくお願い致します。
スタッフ一同。
(申年について)
昨年の干支の「羊」は「羊致清和(羊は天下太平をもたらす)」といわれ縁起のいい年でしたが、
今年の干支の「申」は、「申(サル)」が「去る」という意味を表し、
「悪いことが去る」や「病が去る」「病に勝る」
などいいことや幸せがやってくるという年とする一説があります。
ちなみに・・・「申(サル)」は、「伸ばす」という意味があり、「草木が十分に伸びきった時期で、
実が成熟して香りと味がそなわり固く殻におおわれていく時期」を指したようです。
申告(しんこく)や申請(しんせい)という漢字がありますが、
そういう漢字の意味からきているから、だそうです。
日本の各地で「申年に赤い下着を贈ると病が治る」「申年に贈られた下着を身に着けると元気になる」
など昔からの言い伝えがあり、現在でも信じられています。
変わったところでは「申年に贈られた下着をこっそりしまっておくと幸せが訪れる」(四国地方)という伝承も。
近畿地方では、申年の申の日に子どもから贈られた肌着を身に着けると、老後を健やかに過ごせると言われています。
ちなみに、今年最初の申の日は一月六日です。
縁起がいいとされる赤い下着。
申年にいいことがあるように、幸運を引き寄せるために、「赤い下着」を両親や兄弟、
大事な人に贈ったり、先生方も身につけてみませんか♪
(七草粥について)
1月7日は七草粥を食べ、疲れた胃腸を休める日本の伝統行事ですね。
元々1月7日は五節句の一つで「人日(じんじつ)の節句」の行事として七草粥が食べられたようです。
※五節句 1月7日 人日
3月3日 上巳
5月5日 端午
7月7日 七夕
9月9日 重陽 ※江戸幕府が定めた式日
ちなみに人日とは文字通り 「人の日」という意味のようです。
中国は前漢の時代、東方朔が記した占いの書には、
正月1日に鶏、2日に狗、3日に羊、4日に猪、5日に牛、6日に馬、
7日に人、8日に穀を占ってその日が晴天ならば吉、雨天ならば凶の兆しであるとされていました。
ですから、7日の人の日には邪気を祓うために、七草の入った粥を食べ、
一年の無事を祈ったのだともいわれています。
さらに唐の時代には、人日の日に「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という7種類の
若菜を入れた汁物を食べて、無病息災を願うようになりました。
羹は汁という意味で、官吏昇進を1月7日に決めたことからその日に、
七種菜羹を食べて立身出世を願ったようです。
私は昨晩に立身出世を願って添付させて頂いた七草粥を頂きました。今年もこれでばっちりです。
この風習が日本へ伝来し、年のはじめに若菜を摘んで頂戴し自然界から新しい生命力をいただく「若草摘み」
という日本古来の風習と結びついて「七草粥」となり、平安時代の宮中行事として七草粥を食べるようになります。
七草粥に入れるのは、いわゆる春の七草。初春の野から摘んできた野草の生命力を食して、
邪気をはらうということでしょうか。
古来、宮中や神社でもこの日七種の野草を摘む行事を “若菜摘み” といい、多くの歌に詠まれたり、
能楽のワンシーンとしても登場しています。
でもお正月には、まだ野草は芽吹いていないのでは?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かつての旧暦でのお正月は、現在の2月頃。まだ寒さも厳しいながら、陽射しには春を感じるころです。
長い冬が終わりに近付き、野に出て春いちばんの息吹きを持ち帰る、
七草粥の行事は新しい年が始まる喜びの行事だったと想像できるのではないでしょうか。
そして現代の私たちにとっても、1月7日に食べる七草粥は、おせち料理で疲れた胃をやさしくいたわる、
理にかなった食べ物だといえるでしょう。
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