普段立っているだけでも血糖値が下がる
以前から運動や身体活動が多いことが,
疾病予防や死亡率低下に関わることは知られて
いますが、最近、逆にじっとしていることが様々な疾病や
死亡率上昇と関連することが報告されるようになりました。
こうした観察研究の報告者の1人である英国レスター大学のHensonらは、
じっとしていることを減らすことが糖尿病治療のターゲットになるのではないかと考え、
じっとしていないようにすることで血糖管理を改善できるかどうかを検証し、
今回、その結果が米国糖尿病学会(ADA)の機関誌Diabetes Care(2015年12月1日
オンライン版)に報告されました。
立位の保持でも血糖低下作用が認められるという結果で、驚いたことに
ただ立っていることにも血糖改善作用があることを示しています。
それも5分の立位を30分ごとに繰り返すだけで血糖の低下、インスリン分泌減少に対する
有効性が示されたのです。
たとえデスクワークであっても、暇を見つけてトイレに行くとか
資料を立って探すというだけの動作でも血糖改善に有効かもしれないのです。
歩行など軽い運動であっても継続できる患者は多くはありません。
このことは、出来ることからまず始めてはということを示してくれました。
また、大麦若葉エキスの中には血糖値を下げる成分(インスリン非依存性
血糖降下成分)も確認されており、血糖に関連する学会報告も行っておりますので、
是非お役立てください。
【研究報告】
・1986年-日本薬学会 第106年会(千葉)
血糖降下成分について
・1989年-日本薬学会 第109年会(名古屋)
大麦若葉中の血糖降下成分について-インスリン非依存性血糖降下作用
・1991年-日本薬学会 第111年会(東京)
実験的糖尿マウスにおける平滑筋反応異常と大麦若葉の青汁成分による保護作用 等