夫婦喧嘩が炎症を引き起こす可能性がある?

2018年10月10日 水曜日

『夫婦喧嘩が炎症を引き起こす可能性がある』という 論文 が発表されました。

 

 

 

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24~61歳の結婚3年以上の43組の夫婦に意見がわかれやすい話題について
 
20分間話し合ってもらい、その様子を観察しました。
 
 
 
 
話し合いの前後に採血を行い、腸内細菌叢から血中に移行した細菌内毒素の
 
バイオマーカーの変化を比較したところ、相手に対して強い敵意を示した人は
 
敵意が弱い人よりレベルが高くなりました。
 
 
 
 
細菌内毒素のバイオマーカーは炎症マーカーと強い関連があり、
 
パートナーとの関係が悪いと腸内細菌叢から産生された細菌内毒素が血中に
 
流れ出して炎症反応を促進する可能性があります。
 
 
 
 
怒るとおなかや頭が痛くなることは経験的に皆様あると思いますが,
 
その根拠が今回の論文で示されました。
 
 
 
<参照>
■Kiecolt-Glaser JK et.al, Marital distress, depression, and a leaky gut: Translocation of bacterial endotoxin as a pathway to inflammation, Psychoneuroendocrinology. 2018 Aug 4;98:52-60. doi: 10.1016/j.psyneuen.2018.08.007
 
 
 
 
 
心と体は密接に関連しているのだと改めて思います。
 
 
 
 
子宮内膜や卵巣の炎症の治療には,
 
夫婦仲良しと言うのも一つの治療法であると言えます。

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