男性不妊について(Vol・2)

2015年9月11日 金曜日

前回はカンタンに書きましたが、今回はもう少し詳しく。
 
 
精子も年齢を重ねると、
 
「卵子の老化」と同様に受精能力が低下する可能性があるという研究を、
 
独協医大越谷病院(埼玉県)泌尿器科の岡田弘教授らのグループがまとめられています。
 
日本産科婦人科学会でも発表されています。
 
 
35歳未満の男性の精子では約7割に活性化能力があったが、
 
35~39歳では62%、40~44歳では52%、
 
45~49歳では39%と、35歳を境に低下しました。
 
つまり35歳を超えると既報の「卵子が老化する」だけではなく、
 
「精子も老化する」事が医学的に証明されました。
 
 
 
★精液検査について
 
精液量 : 1.5ml以上
pH: 7.2以上
精子濃度: 1ml中に1,500万個以上
総精子数: 3,900万個以上
精子運動率: 32%以上
精子正常形態率: 4%以上
精子生存率: 58%以上
白血球数: 1ml中に100万個以下
(WHO2010基準)
 
 
 
 
 
男性不妊症の検査費用 参考(英ウィメンズクリニック)
 
 
(A)男性は受診しなくても受けることが可能な検査(最初に皆様にお勧めするものです)
 
※精液検査(1,150円):検査専用容器(無料)をお渡しいたしされています
 
※フーナー検査(270円)(性交後試験)
 
 
(B)陰嚢部の視診・触診(初診料に含まれます)
 
精巣、精巣上体、精管を診察します。精巣の大きさ、かたさ、精索静脈瘤の有無が大切です。
 
 
(C)ホルモン検査(血液検査)(2,570円程度)
 
下垂体から分泌されるFSH・LH・プロラクチン精巣から分泌されるテストステロンなどの検査
 
 
(D)陰嚢部超音波検査(1,050円程度)
 
陰嚢部にゼリーをつけて、超音波のプローベにて精巣容積測定、精巣の性状
 
精索静脈瘤の有無などを診察します。
 
 
(E)染色体検査(血液検査)(23,100円程度)
 
高度の乏精子症や無精子症の場合にお勧めしています。クラインフェルター症候群、
ロバートソン転座染色体異常の有無がわかります。
 
 
早期発、早期治療がやはりよいですね~。
詳しく知りたい方は、店頭にてご相談ください。
 
2012-10-28 12.40.21
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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