卵のグレードの見分け方(胚盤胞)

2015年9月25日 金曜日

ドラッグストアーもりぎん奥田店の大橋です。
 
それでは本日も卵のグレードの見分け方についてご紹介させて頂きます。
 
 
 
 
グレードの基準胚盤胞の場合
 
胚盤胞のグレードの基準は、成長のスピード(胚盤腔の広がり)を目安にします。
 
 
よって、同じ期間内により成長している卵の方が元気があると考えられます
 
 
成長具合によって、グレードの数は大きくなりますので、グレード1の胚盤胞より、グレード5の胚盤胞の方が質は良いと想定されます。
 
 
初期胚盤胞(グレード1)
 
中期胚盤胞(グレード2)
 
後期胚盤胞(グレード3)
 
拡張期胚盤胞(グレード4)
 
孵化開始胚盤胞(グレード5)
 
 
となります。 (※病院によっては6もあります。)
 
 
た、胚盤胞のグレードは数だけでなく、その後にアルファベットが2つ並びます。
 
最初のアルファベット部分は、胚盤胞の内細胞塊(赤ちゃん部分)の質を、
 
2つ目にくるアルファベットは外杯葉(胎盤になる部分)の質を、良いものがA,次いでB、Cという基準でつけられます。
 
 
ですので、胚盤胞のグレード5Bbより、5Aaのほうが質が良いと考えられます。
 
 
グレード5の妊娠率はグレード1よりも高いのですが、
 
これは胚盤胞までも成長しない受精卵を、子宮に戻す治療を前もって抑えられている部分や、
 
胚盤胞まで育つ元気な卵は、やはり妊娠を多いに期待できる部分もあると思われます。
 
 
しかし、5Aaでも結果が出ないとがっかりしてしまいます。あくまでも目安であるという一面もあります。
 
 
参考までに形態ごとの妊娠率を目安として書かせて頂きます。
 
・AA、AB、BAの胚盤胞 :50%
・BBの胚盤胞     :30%
・BC、CBの胚盤胞   :25%
・CCの胚盤胞     :5%
 
 
採卵で卵があまり取れない方は初期胚で戻すか胚盤胞に育てるか悩むと思いますが、
 
初期胚で戻したとしても胚盤胞まで育たない受精卵であったならきっと結果がでず、
 
胚盤胞まで育つ卵だったなら、期待値も大きいと考えられます。
 
 
しかし年齢を気にされる方、あまり卵が取れない方は、子宮に戻すまでいかないと納得できない方も多いため、
 
病院の先生もどちらにするか悩まれる事も多く、治療を受けられる患者さんに選択をゆだねられるケースも多いようです。
 
胚盤胞まで育てるメリットとしては、妊娠率が上がる期待の部分もありますし、
 
人によっては結果の出なさそうな体外受精の無駄な移植回数を減らす効果も期待でき、高額な治療費の軽減にも役立つと考えられます。
 
 
体外受精を何回もされている方は、同じ結果がついてこない場合でも
 
①前回に比べ卵の質が悪くて結果がでていないのか
 
②卵が良かったけど結果が出ていないのか
 
がわかると、対策も立てやすいかもしれません。
 
 
詳しくは店頭にてお気軽にご相談下さい。
 
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 横浜みなとみらいにて撮影
 

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